ローヤルゼリーの成分には、必須アミノ酸やビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。
これらは体の中の健康維持だけではなく、外側、つまり肌にも良いとされています。
そのためローヤルゼリーを配合した化粧品も数多く売られています。
どのようなローヤルゼリーの成分が美肌へと導いてくれるのでしょうか?
◎類パロチン
「女性ホルモンのパロチンと同じような働きをする」ことから類パロチンと呼ばれています。
パロチンは若返りホルモンとも呼ばれる物質ですが、25歳ごろをピークに減少していってしまいます。
この減少してしまうパロチンをローヤルゼリーに含まれる類パロチンで補うことができます。
これにより肌細胞の代謝が良くなり、美肌へと導いてくれるのです。
◎アビシン
たんぱく質の1つで、代謝を高める効果があります。
肌のターンオーバーの遅れを取り戻して、肌のコンディションを整えてくれます。
◎デセン酸
ローヤルゼリー特有の成分で女性ホルモンに似た働きをします。
ホルモンバランスを整え、その結果肌を美しく保つことができます。
◎ビタミンB群
肌の新陳代謝を促進し、皮膚の再生につなげる働きをします。
◎セリン
非必須アミノ酸の1つで、細胞膜を作る物質の元になっています。
肌の水分量を保つ保湿成分でもあり、健康で美しい肌を作ります。
ローヤルゼリーを蜂の巣から直接手で採取している養蜂家の手は、きめ細かく美しい肌をしているそうです。
そのことに注目して、豊富な栄養成分が手肌を美しくさせていると考えられ、美肌効果の研究が始まりました。
そして「ローヤルゼリーを塗る」化粧品が産まれたのです。
ローヤルゼリーの化粧品は、保湿力が高いため、逆にべたつきがありそうなイメージがあります。
しかしそこは化粧品として使いやすいよう、べたつきや刺激の元となる物質を取り除いて抽出するなど各メーカーで工夫しているようです。
ローヤルゼリーの化粧品といっても、たくさんの種類があります。
その中でローヤルゼリー含有量の多い物を選ぶようにすると、高い効果が期待できます。
また、アミノ酸やビタミンはそのままの状態では粒が大きく、肌には浸透しません。
肌を潤すためには、有効成分を角質層まで浸透させることが必要です。
そのため、ローヤルゼリーを微粒子化させたものを配合し、有効成分が角質層まで届くように工夫されている化粧品の使用をおすすめします。
また、ローヤルゼリーは髪も効果的なのです。