ストレスや更年期障害などが原因で食欲不振になっている場合、ローヤルゼリーを摂取すれば食欲が出る可能性があります。
ローヤルゼリーに含まれる成分と食欲の関係について見ていきます。
食欲不振の原因として代表的なものは次の4つです。
1-1.ストレス
私たちの食欲をコントロールしているのは脳の視床下部にある食欲中枢です。
食欲中枢が正常な場合、食事で血糖値が上がると満腹中枢が刺激されて食欲が減り、食事から時間が経って体内の脂肪が分解されると摂食中枢が刺激されて食欲が出ます。
ところが、ストレスを受けると食事をしていないときも血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
血糖値を上げるホルモンが分泌され続ければ、常に満腹中枢が刺激されるので、空腹を感じません。
また、ストレスを受け続けて自律神経が乱れると、胃腸の機能が低下し、食欲が減ることもあります。
1-2.睡眠不足
疲労やストレスの影響で睡眠不足が続けば、自律神経が乱れて食欲不振になります。
1-3.疲労、夏バテ
疲労が溜まっていたり、高温の影響で夏バテになったりしていると、自律神経が乱れて胃腸の機能が低下します。
1-4.更年期障害
加齢とともに女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少すると、自律神経のバランスが乱れて更年期障害の症状が現れます。
更年期障害の症状は人によって異なりますが、食欲不振が見られることも多いです。
さまざまな原因で食欲不振に陥っている場合、次のような成分を含んだローヤルゼリーを摂取すると症状が緩和することがあります。
2-1.パントテン酸
ローヤルゼリーに含まれるビタミンの一種、パントテン酸はストレスを感じたときに不足しやすいです。
パントテン酸にはストレスを緩和する副腎皮質ホルモンの働きを活発化させる作用があるため、ローヤルゼリーを摂取すると、ストレスに対する抵抗力が強まります。
2-2.アセチルコリン
ローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンは自律神経を整える作用をもっています。
よって、ストレスや睡眠不足、疲労、更年期障害などの影響で自律神経が乱れている場合、ローヤルゼリーを摂取すれば、食欲不振の改善に効果を期待できます。
2-3.デセン酸
デセン酸はローヤルゼリーの特有成分です。
体内でエストロゲンと似た働きをすることがわかっているため、加齢によるエストロゲン不足の緩和に役立つと考えられています。
そのため、更年期障害で食欲がなくなっているときはデセン酸を含むローヤルゼリーを摂取すると、食欲が出る可能性があります。
さまざまな面で健康の維持に役立つローヤルゼリーは食欲不振にも効果的です。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素を含んでいることから、栄養不足の緩和にも役立つと考えられるので、食欲がない人はローヤルゼリーを摂取すると良いでしょう。