ローヤルゼリーの歴史はどのくらい？

ローヤルゼリーは女王蜂に許された希少な栄養食です。

女王蜂は一つの蜂の巣に一匹しかおらず、単体で毎日数千個もの卵を産み続ける驚異的な体力を持っています。
寿命も普通の働き蜂よりずっと長く、長いものでは５回もの冬を越す個体がいます。
その生命の元となっているローヤルゼリーはまさに栄養分の塊です。

そんなローヤルゼリーの起源は古く、古代エジプトのヒエログリフの中にそれとわかる絵が描かれています。
三千年も昔から、ハチミツの採取が行なわれていたことが分かります。
そしてこの時代から千年後、古代ローマが興った時の書物に再びローヤルゼリーが登場します。
それによるとローヤルゼリーは濃厚なハチミツとも違う食べ物だそうで、まだ一般に広く知られているものではありません。

その後じわじわとヨーロッパ全土に広まったローヤルゼリーは、やがて中世のフランスやローマで高級な薬としてブームになりました。
その高い栄養素と特徴により、もともと栄養豊富であったハチミツよりもさらに上級の物として王侯貴族に献上されるようになりました。
実際、ローマ法王も愛飲していたと言う話があるほどです。
世界中から長く愛されてきたローヤルゼリーが日本に入ってきたのはおよそ六十年前。

ヨーロッパに比べるとずいぶん遅いスタートですが、今ではローヤルゼリーを専門に栽培する養蜂農家もたくさん増えてきています。
長い歴史により培われた安心感と技術がますます高い効果を生み出しているのです。