生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリー

生ローヤルゼリーは、採取後、一切の加工をせずそのまま容器に詰めたものです。

成分が壊れる事がないので、バランスのとれた豊富な栄養素を取り入れる事が出来ます。
しかし、独特の酸味があり、飲みやすいとはいえません。
生ローヤルゼリーは保存料が添加されておらず、保管方法を守っていてもすぐに劣化してしまいます。

デセン酸の持つ抗菌作用で腐敗はしにくいのですが、温度変化や日光によって有効成分は失われ、変色してしまいます。
金属製のスプーンを使う事も劣化の原因となります。
冷凍であれば品質は保てますが、必要量を解凍しなければならず、手間がかかります。
このように、生ローヤルゼリーは本来の成分そのものをとる事が出来ますが、飲み続けるのが難しいといえます。

一方、調整ローヤルゼリーは、生、または乾燥させたローヤルゼリーに添加物、副原料を加えたものです。
公正取引協議会では、製品の重量の６分の１以上ローヤルゼリーを含むという規定があり、含有量も記載されています。
認証されていない製品は、ローヤルゼリーの含有量が低い可能性もあります。
調整ローヤルゼリーは酸味もなく飲みやすいので、気軽に続けていく事が出来ます。

しかし、生ローヤルゼリーに比べて栄養価は劣ります。
その代わり、ローヤルゼリーにない栄養素、コエンザイムQ10のような美容や健康に良いといわれる成分を添加しています。
ローヤルゼリーは飲み続ける事が大事です。
栄養が豊富だからといきなり高価なものに飛びつかず、自分の生活習慣も考えて選びましょう。