ローヤルゼリーで筋肉量低下を予防

豊富な栄養素を含み、健康や美容に役立つローヤルゼリーは運動不足や加齢によって起こる筋肉量の低下の予防にも効果的です。
ここでは、ローヤルゼリーが筋肉量低下の予防に有効な理由などについて詳しくご説明いたします。

1.筋肉の形成

筋肉を大きくするためには運動やタンパク質の摂取が欠かせません。

1-1.筋肉の発達
人間の体にある筋肉のうち、自分の意思で動かせる骨格筋は筋繊維という細胞が束状になって作られており、運動すると一つ一つの筋繊維が太く発達して筋肉量が増加します。
運動によって筋繊維が発達する理由は2つです。

1-1-1.成長ホルモンが分泌される
運動時はグリコーゲンという糖が燃焼されて、エネルギーが生み出されます。
この過程で成長ホルモンを分泌する乳酸が発生し、成長ホルモンが筋肉を増大させることで、筋肉量も増加します。

1-1-2.破壊された筋繊維が大きくなる
筋肉が発達するのはランニングなどの有酸素運動よりも筋肉に強い負荷がかかる筋トレなどの無酸素運動をしたときです。
無酸素運動で筋肉に負担がかかれば、筋繊維が傷つきますが、傷ついた筋繊維は運動前と比べて強く、大きくなるように修復されます。
したがって、運動を続けていれば、筋肉量が増加していきます。

1-2.筋肉とタンパク質の関係
アミノ酸で構成されるタンパク質は筋肉の材料であり、人間の体の15％を構成しているタンパク質のうち、50％が骨格筋に存在しています。
そのため、筋肉を増やすためにはタンパク質の摂取が重要です。

2.筋肉量低下の原因

筋肉は体を動かしたり、血液を循環させたりするために不可欠です。
しかし、筋肉量はさまざまな原因で低下していきます。

2-1.加齢
加齢は筋肉量低下の代表的な原因の一つです。
年齢を重ねると、運動や外出の機会が減り、体力も低下します。
これに伴って体を動かさなくなると、筋肉量は減少します。
また、加齢とともに起こる筋繊維の減少や委縮も筋肉量低下の原因です。
筋繊維は筋肉を構成する細胞であるため、減少や委縮が起こると、次第に筋肉量が低下していきます。
特別な運動などを行っていない場合、加齢による筋肉量低下はほとんどの人に起こり、20歳から70歳の間で約30％の筋肉が減ると考えられています。

2-2.生活習慣
日常的に体を動かしていなければ、筋肉量は低下していきます。
普段から階段ではなくエレベーターやエスカレーターを使う習慣のある人やデスクワークの人などは運動をする習慣がある人と比べて筋肉量低下のリスクが高いです。

2-3.栄養不足
食生活の乱れや過激なダイエットなどによって筋肉を作るタンパク質が不足すると、筋肉量は低下します。
また、筋肉を増大させるために運動をするときはエネルギーが必要なので、カロリーの摂取量が少なすぎると、筋肉量の増加は見込めません、
2-4.ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足やストレスによって筋肉を作るために必要な成長ホルモンや男性ホルモンが減少すると、筋肉量は維持できません。

3.筋肉量低下の影響

筋肉はさまざまな役割を担っています。
よって、筋肉量が低下すると、疲労が溜まったり、血流が悪くなったりするほか、代謝が低下して太りやすくなったり、姿勢が悪くなって腰痛が起こったりすることも多いです。
筋肉量の低下が著しい場合は寝たきりになることや食べ物を飲み込めなくなることもあります。

4.ローヤルゼリーで筋肉量低下を予防できる理由

ローヤルゼリーは筋肉量低下の予防に効果的です。

4-1.タンパク質とアミノ酸が筋肉量の低下を予防する
ローヤルゼリーには筋肉を作り出すタンパク質が豊富です。
ローヤルゼリーのタンパク質のうち、最も多く含まれるアピシンは細胞分裂を促進して老化を予防し、筋肉量低下を予防する効果があると考えられています。
さらに、ローヤルゼリーにはタンパク質を構成するアミノ酸も含まれています。
特に「BCAA」と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンはタンパク質の合成を促進して筋肉の分解を防ぐ作用があるため、筋肉量低下の予防に有効です。
また、BCAAにはエネルギーを生み出して持久力を高めたり、疲労回復を促したりする作用もあるので、運動前にBCAAを摂取すると、効率的に筋肉量を増やせます。

4-2.アセチルコリンがホルモンバランスを整える
長期的にストレスや緊張を感じていると、活動している間に優位となる自律神経と休息中に優位となる副交感神経で構成される自律神経のバランスが乱れます。
自律神経を司る脳の視床下部はホルモンバランスもコントロールしているため、自律神経が乱れると筋肉量の維持に必要な成長ホルモンや男性ホルモンが十分に分泌されません。
自律神経が乱れてホルモンが分泌されず、筋肉量が低下しているときに役立つのがローヤルゼリーに含まれる神経伝達物質「アセチルコリン」です。
この物質には自律神経を整える作用があるため、ローヤルゼリーを摂取すれば、ホルモンバランスを整えて筋肉量低下を予防する効果を期待できます。

5.まとめ

ローヤルゼリーに含まれるタンパク質やアミノ酸、アセチルコリンなどの物質は筋肉量低下の予防に効果的です。
運動不足や加齢で筋肉量の低下が気になる人は運動とともにローヤルゼリーの摂取を習慣化し、筋肉量の維持を目指しましょう。